2007年 第20回千葉ウィンタージュニアテニス選手権大会

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会場案内図

入賞者(ベスト4)のご紹介
12才以下男子(於:スポーツセンターコート、12/22)
12才以下男子」の全結果

  左から、 
優勝
藤原 翔喜(TAC)君
    
準優勝:相澤 恭介(TAC)君
       3位:
宮崎 元太(志津TC)君
          4位:武井 優太(アートヒルTC)君
12/22は気温が10℃を切り、時々小雨の寒い中、
QF以降が行われた。

決勝:相澤 恭介 0−6 藤原 翔喜 
 
決勝は手の内を知り尽くした同門対決となった。
本来なら、互角と思える対戦だが、
相澤君は準決勝の宮崎君との戦いで、
かなり体力的に消耗し、集中力や踏ん張りに欠けていた。

一方の、藤原君はいいテニスができるのに、いままで
試合ごとに集中力にムラがでて崩れてしまう事が多かった。
ところが、今大会は全試合とも素晴らしく集中でき、
実力を発揮できた。
決勝では、相澤君を左右に走らせたコントロールされたボールや、
絶好調のサービスからの甘いリターンを、
きっちり決めることができたのが優勝の大きな要因だ。

3位決定戦:宮崎 元太 6-2 武井優太
12才以下女子(於:スポーツセンターコート、12/24)
12才以下女子」の全結果

   右から、
             優勝
:斉藤 佳帆(きさらづアウルTC)さん
    
      準優勝:鈴木 葵(アートヒルTC)さん
       3位:大河 真由(志津TC)さん
    4位:湯田 奈央佳(白井TC)さん

12/24は風が強くなり、記念写真も強風の中!  
決勝:
斉藤 佳帆 61 鈴木 葵 

斉藤さんはスピンをかけ、ミスの少ない堅実なテニスで
夏のフレッシュジュニアを制した。
そして、ウィンターでも良くコントロールされた堅実なテニスで
スムーズに決勝まで勝ち上がってきた。
決勝でも、ストローク戦で相手を振り回してミスをさせる、
あるいは、チャンスボールをキチッと決めるテニスで栄冠を手にした。
「特にドロップショットが良かった」とコメントした。
サーブや、レシーブにパワーが付くのが楽しみだ。

鈴木さんは、セカンドサービスが調子悪く、ペースをつかめなかった。
マッチポイントのダブルフォールトが象徴的だった。
 

3位決定戦:大河 真由 6-1 湯田 奈央佳
14才以下男子(於:青葉の森コート、12/25)
14才以下男子」の全結果

  左から、 
優勝
福原 健太(ニッケコルトンTG)君
    
準優勝:小川 健太(プラムページTP)君
       
決勝:福原 健太 6−4 小川 健太 
小川君は(ウィンター準優勝だった06年に続き)今年は優勝を狙う。
福原君は、ピーナッツカップでなくウィンターに狙いを絞った。
そんな両者は、ガッツを表に出した激しいストローク戦で接戦となる。
福原君は、スピードを抑えた角度のついたショットを多く打ち、
小川君を走らせ、体力消耗させ、ミスを誘う事ができた。
このわずかなミスの差で、福原君が念願のタイトルを手にした。

小川君は積極的にネットに詰めてポイントを取るなど
良いプレーも多かった。今後の活躍に注目しよう。

14才以下女子(於:スポーツセンターコート、12/25)
14才以下女子」の全結果

   左から、
優勝
:梛野 舞(NAT)さん
    
準優勝:冨田 ゆり恵(A−one)さん
    

決勝:
梛野 舞 62 冨田 ゆり恵 
ストロークを深く左右にコントロールできた梛野さんが、
「練習の様に思いきりの良いプレーが出来なかった!」
と言う冨田さんを破りうれしい優勝だ。

梛野さんは「いつもよりミスが多かったので、ミスしない様に
気をつけてプレーした。」と冷静にゲームを分析できる。
やはり、今後はネットプレーや早いタイミングや高い打点
などにチャレンジして大きく伸びて欲しい。
 
16才以下男子(於:青葉の森コート、12/25)
16才以下男子」の全結果

 左から、 
優勝
原 凌(殿山TG)君
    
準優勝:竹田 真也(麗澤中)君
       3位:
鈴木 有生(アートヒルTC)君
          4位:関 遼治(オールサムズTC)君

決勝:原 凌 6−4 竹田 真也 
竹田君は、アドコートのサイドライン辺りまで回り込んでフォアを打つ。
その素晴らしいフットワークと、主に逆クロスに放つフラットドライブが
かなり良いショットだ。
原君は相手の渾身のフォアの逆クロスを、バックのスライスで
ミスしないようにコントロールする。
竹田君が攻め、高原君が受ける形で展開していた。
しかし、「長いラリー戦で手にしたチャンスボールをことごとくミスし、
打てなくなってしまった!」と竹田君は悔やんだ。

原君は、強打に強打で対抗する事を避け、ミスをしない様
確率の高いスライスやループスピンを多用し、
初のタイトルを手にする。

3位決定戦:鈴木有生 7-6(5) 関 遼治
16才以下女子(於:スポーツセンターコート、12/25)
16才以下女子」の全結果

 左から、
優勝
:大西 里衣香(昭和秀英高)さん
    
 準優勝:中山 芽衣(ニッケコルトンTG)さん
        3位:遠藤 有菜(東京学館浦安中)さん
           4位:吉川 愛美(渋谷幕張中)さん

  
決勝:
大西 里衣香 62 中山 芽衣 
一見すると、身体全体を使ってトップスピンを打つ中山さんが
リードしているように見える試合展開だ。
しかし、大西さんは足が速く、
打ちやすいポジションに入るのが早い。
そして、コンパクトなスイングでカウンター気味に
フラットなショットを打つ。
それが、ストレートにクロスに深く浅くと、本当に取りにくい
予測しにくい所にコントロールされる。
終わってみれば、全試合簡単なスコアで勝って、優勝した。

中山さんにとっては、打っても打っても、「暖簾に腕押し」のような
手ごたえのない、イライラの募る試合だったかもしれない。

3位決定戦:遠藤 有菜 6-3 吉川 愛美
18才以下男子(於:青葉の森コート、12/27)
18才以下男子」の全結果

 左から、 
優勝
谷仲 大樹(成田北高)君
    
準優勝:樋口 敬之(昭和秀英高)君
       3位:
岩崎 寛(土気高)君
          4位:村井 雄太(フミヤエース市川TA)君
       

決勝:樋口 敬之 2−6 谷仲 大樹 
樋口君は身心とも今大会好調で、フットワークも良く、
辛抱するところ攻めるところの切り替えも良く決勝進出だ。
樋口君は準決勝までのゲームスタイルで決勝を戦ったが、
谷仲君は今までの相手よりミスが少なく、
ショットも速く、コースも良い。
少しずつ無理なタイミングやコースを狙い、
ミスが増えてしまった。

谷仲君は腰を痛めて、ようやく大会前から練習を始めた
ばかりで、無欲と平常心で決勝まで勝ち上がってきた。
とは言っても、谷仲君は自由自在にショットを
打っているように見える。
「ケガによる練習不足で、打ちすぎなかったのが良かった!」
のびやかなプレーを最後まで続け、栄冠を手にした。

3位決定戦:岩崎 寛 6-3 村井 雄太
 
18才以下女子(於:スポーツセンターコート、12/27)
18才以下女子」の全結果

 左から、
優勝
:久米田 裕乃(麗澤高)さん
    
 準優勝:渡辺 真梨子(八千代松陰高)さん
        3位:山口 あす菜(幕張総合高)さん
           4位:中野 真里(渋谷幕張高)さん

  
決勝:
渡辺 真梨子 46 久米田 裕乃 
両者ミスをせずにつなげることには自信がある、というプレーぶりだ。
最初から最後まで、久米田さんが仕掛けて
渡辺さんが反応する展開だ。

久米田さんは、左右へ、短く長く、低く高く、ときおり速く仕掛ける。
相手を動かすことで相手ミスが出るとの信念があるようだ。
そうはさせじと渡辺さんは走って走って、ミスをしない。
観戦している方が「あー、しんど!」と思ってしまう。

でも、最後まで渡辺さんを動かし続けた
久米田さんの信念は正しかった。堂々の優勝だ。
あと、アンダースピンのドロップショットがあれば最高だ。

3位決定戦:山口 あす菜 6-4 中野 真里