2008「第10回千葉市小学生・第6回中学生テニストーナメント」


「結果(小学生)」「結果(中学生)」をUPしました。
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入賞者のご紹介
小学生・男子の部(9/7、青葉の森コート)

左から
優勝宮崎 元太君(都小)        
      準優勝:藤原 翔喜君(みつわ台南小)、 
             3位:町田 亮君(新宿小)
                  位:長谷川 航汰君(柏井小)   


決勝 宮崎 元太君 −4 藤原 翔喜君
   同じ所属クラブの対戦となった決勝戦は、両者とも声を出さず、
ショットの音だけが響くなか、緊迫したラリーが続く。
   両者とも特に欠点は見当たらず、オープンスペースをつくる組み立てから、チャンスボールをうかがう展開だ。
   藤原君は、ネットの高いところを通すフォアを中心に、スライス、スライドのフットワーク、パッシングショットなど、デフェンスとカウンター狙いを上手く組み合わせている。
   宮崎君は、もっと攻撃的にネットすれすれを狙うタイプだ。ラリーでは、回り込みフォアで逆クロスを打ち続け、時々ダウンザラインに打ち込むのが基本的な攻めだ。ネットプレーやスライスのストロークでは、サイドスピンを効かせているのもクレバーだ。
   栄冠は、勝ちたい気持ちが強いように見えた、宮崎君の手に渡った。勝敗は、そんなわずかな気持ちの差に見えた。
 
小学生・女子の部(9/7、青葉の森コート)

左から
優勝:力石 優衣さん(新宿小)       
      準優勝:金澤 あすみさん(あやめ台小)、 
             3位:猪俣 莉々花さん(真砂第2小)
                  4位:中村 香織さん(西小中台小)    


決勝 力石 優衣さん −1 金澤 あすみさん
 
 第1シードと第2シードの対戦となった決勝戦は、両者とも力強いラリー戦を展開し、気持ちの良い見ごたえある試合だった。
  力石さんの武器は、力強い両手打ちフォアと足の速さ。
両手のフォアは、ラリー戦で金澤さんのバックアウトのミスを誘い、レシーブでも優位に立っていた。金澤さんがチャンスボールをたたいてネットに出てきても、速いフットワークで追いつき、処理しにくい中ロブでコントロールし相手ネットプレーを封じていた。うれしい優勝だ。
 金澤さんは、要所でダブルフォールトをしたり、なかなか思い通りのプレーができなかった。
中学生・男子の部(9/15、青葉の森コート)

左から
優勝:栗並 慧君(みつわ台中)        
      準優勝:酒井 友輝君(加曽利中) 
             3位:五反田 龍伯君(千草台中)
                  4位:藤ヶ谷 崇君(みつわ台中)  

決勝 栗並 慧君 −1 酒井 友輝
 第1シードの栗並君は8月のオーガスト優勝、サマー準優勝と絶好調!
 第2シードの酒井君は栗並君相手に、サービスやリターンでエースを狙うような、かなり強引なテニスを展開した。ラリー戦でも組み立てでオープンコートを作るようなテニスは見られなかった。ハードヒット主体なので必然的にミスが多くなり、獲得ポイントが圧倒的に少なかった。
 栗並君はスピンの利いたショットやスライスで、深さやコースを突いて上手く組み立てていた。少しでも構えて打てるとベースラインからでも、高い打点からフラットの強打で、酒井君のアプローチには完璧なパッシングでエースをとった。
 派手なプレーに見えないが、内容は十分攻撃的で、他を圧倒して堂々の優勝だ。
中学生・女子の部(9/15、青葉の森コート)

左から
優勝:秋元 麻優菜さん(生浜中)        
      準優勝:河野 遥香さん(椿森中) 
             3位:新岡 愛さん(こてはし台中)


決勝 秋元 麻優菜さん −3 河野 遥香さん
 同じ所属クラブの対決のなった決勝戦は、どちらが自分のペースに持っていけるかが勝敗の分かれ目だ。
 河野さんは相手の攻めを利用するカウンターショットを得意とするタイプ。相手ショットに追いついてしまえば、相手の嫌がるパターンへ持っていくのが上手い。
 秋元さんは、スピードボールで相手のミスを誘うタイプだ。しかし、河野さんにはノータッチエースぐらいのショットを打てないと、相手の戦術にやられてしまう。強打のミスや、打点を落として打つ中盤までの展開で接戦となる。
終盤の秋元さんは、強打のミスが減り、早いタイミングでショットを打てる回数が多くなり、気力を振り絞って栄冠を手にすることができた。