2008年 第21回千葉ウィンタージュニアテニス選手権大会


入賞者(ベスト4)のご紹介
12才以下男子(於:青葉の森スポーツプラザ、12/24)
「12才以下男子」の全結果

  左から、
3位:岡 倫太郎君(楠C) 
   準優勝:寺薗 純眞君(楠C)
       優勝
白清 健祐君(フミヤエース市川TA)
            4位:福地 翔太君(オールサムズTC)
12/22は気温が10℃を切り、時々小雨の寒い中、
QF以降が行われた。

決勝:白清 健祐 7−5 寺薗 純眞 
 第1シードの白清君と第2シードの寺薗君の対戦となった。先行したり先行されたり互角の試合になった。
 両者のサーブもストロークも、ミディアムなスピード・スピンできっちりコントロールされている。フットワークはポジショニングもリカバリーも申し分ない。
 5−5から声を出し攻めの気持ちをショットに乗せた、白清君が2ゲーム連取し7−5で優勝した。
 寺園君のストロークはループ気味で安定性を重視しているようだ。一方、白清君のショットはより攻撃的な弾道で、構えたらエースを狙える。その攻撃的なところを、終始キープ出来たところで勝敗が決したのではないだろうか。

3位決定戦:岡 倫太郎 6-4 福地 翔太
12才以下女子(於:青葉の森スポーツプラザ、12/24)
「12才以下女子」の全結果

 左から、 
優勝
:八田 佳子さん(TAC)
    
準優勝:谷古宇 茉弥さん(アートヒルTC)
       3位:
眞島 歩実さん(八千代SGITS)
          4位:後藤 祐香さん(オールサムズTC)

12/24は風が強くなり、記念写真も強風の中!
  
決勝:
八田 佳子 63 谷古宇 茉弥 
 攻めの八田さんと、デフェンスの強い谷古宇さんの対戦だ。
 序盤、八田さんが左利きのサーブとストロークの強打で、谷古宇さんを圧倒し3−0となった。
 しかし、谷古宇さんは長いリーチを生かして攻撃をしのぐ。そして、少しでも余裕があると左右に散らし、八田さんのミスを誘う。
 次第にシーソーゲームになって、谷古宇さんは3−4まで追い上げる。
 ここで、八田さんは前に詰める戦術を使うようになり、6−3で逃げ切って優勝した。

 

3位決定戦:眞島 歩実 6-1 後藤 祐香
14才以下男子(於:千葉県総合スポーツセンター、12/25)
「14才以下男子」の全結果

  左から、 
優勝
五反田 龍伯君(殿山TG)
    
準優勝:大森 由貴君(TAC)



午後から風が強く、試合は強風の中で行われた。
QF(決勝扱い):五反田 龍伯 6−3 大森 由貴 
 両者とも、立ち上がりは風上からはアウト、風下で大事に行ってネットと強風に対応できず、ブレークゲームになる。
 五反田君が強風へ早く対応をし、4−1となる。大森君も中盤から風に対応し、3−4まで追い上げる。大森君はガッツを表面に出し、五反田君は対照的に静かにプレーをする。
 終盤は、五反田君の各ショットにコースやスピードにキレが出始め、大事なポイントを取って優勝した。
 風下のサービスで大森君は太陽がまぶしいが、左利きの五反田君はまぶしくない、というアドバンテージはあった。
 両者とも、風をいかに味方につけてミスせず有利に展開しようと苦心し、緊張感あふれるゲームだった。
14才以下女子(於:千葉県総合スポーツセンター、12/25)
「14才以下女子」の全結果

   左から、

優勝
:村 依里さん(CTA個人会員)
    
準優勝:川口 真弥さん(殿山TG)
       3位:江崎 希海さん(TTC)
          4位:梅原 悠さん(プラムページTP)

午後から風が強く、試合は強風の中で行われた。
決勝:
村 依里 75 川口 真弥 
 熱戦だった。デュースゲームが多く、特に7ゲーム目は8回のデュースだった。
 高村さんは5−3から、5−5に追いつかれる。6−5から、タイブレークかと思われたゲームを、2回目のデュースでキープし優勝した。息詰まる戦いだった。
 高村さんは、オーソドックスなプレーをする。スピンを打ちこみオープンコートを作る、チャンスボール攻める。
 川口さんのテニスはとてもクレバーで、相手が攻めてくれば当ててかわし、油断していると攻める。相手がいやそうなムーンボールを打ち続けたり、スライスでペースを変えたりする。最大の持ち味は、どんなオープンコートができても絶対あきらめない、転んでも返すところだ。
 高村さんは簡単にポイントが取れない中、最後に相手を振り切ったメンタルの強さは立派だった。
 

3位決定戦:江崎 希海 7-6(4) 梅原 悠
16才以下男子(於:千葉県総合スポーツセンター、12/26)
「16才以下男子」の全結果

 左から、 
優勝
岩崎 海都君(松原TS印西)
   
準優勝:相木 良介君(千葉市少年テニス連盟)
      3位:
松本 一郎君(市川高)
         4位:深谷 祥孝君(ken’sインドアTS四街道)
横からの寒い風が強く吹く中、QF以降が行われた。
決勝:岩崎 海都 6−3 相木 良介 
 両者とも、しっかりとスイートスポットでとらえたヘビースピンのストロークは心地よい打球音でミスが少なく、横風にも良く対応していた。ベースラインからのストローク主体のゲームプランがよく似ている。
 岩崎君が1−2から、わずかに流れが来ていたのか、3ゲーム連取して4−2になったのは大きい。7ゲーム目はデュースとなって岩崎君5−2。
 8ゲーム目は相木君がデュースで取って5−3となる。 相木君に流れが変わりかけた9ゲームは、相木君に次々とチャンスボールがめぐってくる。
 相木君はそのチャンスボールをアタックするが、4ポイント連続のネットやアウトでゲームオーバーとなった。悔やまれるミスだが、全力を尽くした両者は正々堂々の握手で健闘をたたえ合った。
 
3位決定戦:松本 一郎 7-6(2) 深谷 祥孝
16才以下女子(於:スポーツセンターコート、12/26)
「16才以下女子」の全結果

 左から、
優勝
:大中 彩夏さん(サムライテニス)
    
 準優勝:田治見 千歩さん(TTC)
        3位:登坂 瑛美さん(VOTA)
           4位:加藤 真帆さん(渋谷幕張中)

横からの寒い風が強く吹く中、SF以降が行われた。
決勝:
大中 彩夏 61 田治見 千歩 
 デュースゲームが1回もない決勝戦だった。横からの強風がかなりゲームに影響したようだ。
 田治見さんのサーブはトスが高く、風の影響で何回も上げ直すなど、サービスゲームのペースがまったくつかめない。
 背の高い大中さんは、高い打点からのフォアのフラットストロークはすごい武器で、深さ速さでエースを奪っていた。
 田治見さんは長いラリーをしようと試みるが、大中さんの精度が高い、フォアとバックのダウンザラインへのストロークで、エースを取られてしまう。
 危なげない、第1シードの優勝だ。

3位決定戦:登坂 瑛美 6-4 加藤 真帆
18才以下男子(於:青葉の森スポーツプラザ、12/28)
「18才以下男子」の全結果

 左から、 
優勝今井 亮介君(八千代松陰高)
    
準優勝:渡辺 和輝君(県立千葉高)
        3位:
花島 大樹君(ローズヒルTC)
            4位:金澤 尚史君(市川高)
最終日になって絶好のコンディションのなか行われた。
決勝:今井 亮介 6−4 渡辺 和輝 

両選手とも180cmぐらいの長身ながら動きも早く、ミスの少ない好試合。
渡辺君のストロークはエッグボールで相手に食い込む。
そして、ペース変えるためバックのスライスを意識的に使う。
スピンサーブもかなりキックしてリターンがしにくい。
楽なゲームではないが、ポイントを重ねて3−1とリードする。

今井君は1−3の頃から、次第に持ち前のストロークのハードヒットのミスがなくなってくる。渡辺君のエッグボールを、今井君が高い打点でハードヒットする展開になってきた。今井君が次第にペースをつかみ、3−3になる。

ここで、両者とも果敢にネットプレーを仕掛け、お互いブレークで4−4。9ゲームもお互いネットプレーが多い長いゲームになり、6回目のデュースで今井君がブレークする。
10ゲーム目、ネットプレーを仕掛ける渡辺君にアプローチやボレーのミスが出る。
今井君キープして6−4で勝利した。
好試合の苦しい決勝戦を制し、うれしい優勝だ。

【3位決定戦】
花島 大樹64 金澤 尚史


18才以下女子(於:青葉の森スポーツプラザ、12/28)
「18才以下女子」の全結果

 左から、
優勝
:高嶺 菜摘さん(八千代松陰高)
    
 準優勝:藤江 渚さん(八千代松陰高)
        3位:四ツ倉 由歩さん(稲毛高)
           4位:坪根 優子さん(八千代松陰高)

最終日になって絶好のコンディションのなか行われた。
決勝:
高嶺 菜摘 63 藤江 渚 

決勝戦は、手の内を知っている同じ高校同士の対戦となった。
序盤、ハードヒットの藤江さんにミスが多い。
一方、高嶺さんのカウンター気味に相手左右に打ち分けるショットが
功を奏し、3−1とリードする。

中盤は藤江さんのミスが減り、3−3まで追い上げる。

ここで、高嶺さんは硬軟を混ぜ、前後の揺さぶりをかける作戦が成功し
2ゲーム連取で5−3と突き放す。
9ゲーム目に藤江さんは開き直り、強気で攻めたが、
高嶺さんは身体のバランスを保ち冷静に対応し、
相手ミスを誘って6−3で優勝だ。


【3位決定戦】
四ッ倉 由歩76(6) 坪根 優子(八千代松陰高)