第24回千葉フレッシュジュニアテニストーナメント(2009年)
「結果速報」
各年齢別の入賞者のご紹介 | |
18才以下・男子(7/23:青葉の森) 写真右から 優勝:梅澤政樹(千葉南高) 準優勝:山大介(千葉南高) 3位:緑川雄太(千城台高) 4位:石井健太(市立千葉高) 決勝:梅澤政樹 7−6(2) 山大介 決勝戦は、同じ高校同士の対戦だ 山君のファーストサーブは、強打しながらも確率が高く、 ストロークはベースライン深く緩急をつけて相手ミスを誘う。 梅澤君はストロークの強打(特に両手バック)が持ち味だ。 しかし、山君がふわぁ〜と返したショットを決めようと強打するが、ミスが多く、序盤リードされる。 次第に強打のミスが減ってきて、追い上げる展開になる。 そして、タイブレークまでもつれた接戦をものにし優勝できたのは、 最後までハードヒットで打ち切った梅澤君の強い気持ちがそうさせたのかも知れない。 3位決定戦:緑川雄太 6−0 石井健太 |
18才以下・女子(7/24:青葉の森) 写真左から 優勝:高橋彩乃(初石TC) 準優勝:梅原 萌(若松高) 3位:仲野遥南(楠C) 4位:山口鮎美(土気高) 決勝:高橋彩乃 7−5 梅原 萌 パワフルなサーブとストロークが持ち味の梅原さんは、強いストロークで左右にゆさぶりコーナーへの強打で得点するパターンだ。 一方の高橋さんはつなぐストロークを続け、浅くなった相手ショットをクロスへ強打して得点する。 シーソーゲームが続く。梅原さんのハードヒットに対して、高橋さんがコントロールする展開の中で、お互い相手に隙があれば強打で得点する。 後半はお互いダブルフォールトや、ストロークのアウトのミスが目立った。 最後は高橋さんの粘る気持ちの強さが出たのでしょう。今年3月の「なの花」に続く、うれしい優勝となった。 3位決定戦:仲野遥南 6−2 山口鮎美 |
16才以下・男子(7/26:青葉) 写真左から 優勝:小沼史弥(プラムページTP) 準優勝:永妻有基(帝京高) 3位:斉藤晃太(ニッケコルトンTG) 4位:豊田 宇(プラムページTP) 決勝:小沼史弥 6−2 永妻有基 30度を越す気温と強風の中の試合で消耗しきった両選手、気合いを入れ直し決勝戦に向かった。 永妻君は、「ガツン、ガツン」と厚い当たりの威力あるトップスピンのストロークで攻めが成功し、ペースをつかんでいた。 しかし、短いボールを打ちに行く際、左足首を挫いてしまい、動きが悪くなる。 ケガを相手に気づかせずに最後までプレーしたが、どうしても一歩が足らずに早いミスが出てしまう。 小沼君はフォアのループのトップスピンと、バックのスライスがプレーのベースになっている。 準決勝からペースがつかめないままの小沼君は、立ち上がりが悪くリードされる。 しかし、リードした中盤からはフラットの攻めのショットや、ネットプレーも決まり、長い試合を制した。 「フレッシュジュニアへのチャレンジは3〜4回目だが、今回優勝できてうれしいです!」と、ウィナーズスピーチもはずんでいた。 永妻君のケガが無ければ、タイブレーク必至の試合だったかも。 3位決定戦:斉藤晃太 6−0 豊田 宇 |
16才以下・女子(7/27:高浜) 写真左から 優勝:甲藤朱美(麗澤中) 準優勝:瀧澤未咲(ファミリー鷹TC) 3位:鈴木優李(麗澤中) 4位:馬場有希(麗澤中) この日は未明の雨でコートに水が溜まっていたが、「14以下女子」に出場の麗澤中の選手の皆さんがコート整備を手伝ってくれて、大変助かりました。ありがとうございました。 決勝:甲藤朱美 6−2 瀧澤未咲 昼の降雨で、2時間待機してQFから始めた。 雨後のコート整備へのお手伝い、暑さ、3試合目という過酷な決勝戦だ。 強打の瀧澤さんとコントロール主体の甲藤の対戦。 瀧澤さんは、パワフルなファーストサービスが入ると、得点率が高い。 甲藤さんは小さいテークバックで面を合わせ、長いラリーに持ち込み相手のミスを誘う。また、時々カウンターショットでエースも奪う。 スコア6−2だが、内容は互角の好試合だった。 接戦を苦にしない甲藤さんが、「09なの花」3位に続き、 今大会は優勝と大きくステップアップした。 3位決定戦:鈴木優李 7−5 馬場有希 1時間30分の熱戦。お疲れ様でした。 |
14才以下・男子(7/29:青葉の森) 写真左から 優勝:佐々木駿(麗澤中) 準優勝:山上脩造(プラムページTP) 3位:田中優輝(きさらづアウルTC) 4位:堀切泰明(メディカルSP) 決勝:佐々木駿 6−1 山上脩造 佐々木君は、左利きからのパワフルなサーブ、両手バックのストロークは強力な武器だ。 サーブで相手を崩してから、ストロークで得点するパターンが得意だ。 また、強打の後でドロップショットを打つなど、変化をつけて効果的に相手を攻める。 山上君はサーブもリターンもストロークも思い切りの良いテニスをする。 ストローク戦で互角に打ち合っている。 しかし、パターンは単調になり、ゲームプランが見えてこない。 得意なショットを生かし、積極果敢に仕掛けて攻める佐々木君が終始主導権を握ったまま、大差で優勝した。 3位決定戦:田中優輝 6−4 堀切泰明 |
14才以下・女子(7/29:青葉の森) 写真左から 優勝:岡野千聖(K−T T) 準優勝:安倍由莉(麗澤中) 3位:河野遥香(殿山TG) 4位:中村香凛(殿山TG) 決勝:岡野千聖 6−0 安倍由莉 安倍さんはコンパクトな面でのスライスのストロークがベースだ。 当たりの強弱で、スピードを絶妙にコントロールし、相手弱点へ押し込むスタイルで勝ち上がってきた。 岡野さんは立ち上がり戸惑いがあったが、ショットを左右深く打ち込む。 そのコーナー深くへのショットを、安倍さんは構えて打つことができず、しっかり攻めることができない。 特に、時折放つショートクロスは、走っても走っても触るのが精一杯で、安倍さんを体力的にも精神的にも追い込むショットになっている。 長いラリーにはなるが、岡野さんがゲームを支配し、自分のショットを打ち続け、大差のスコアで見事に優勝した! 安倍さんは、今回のように相手ミスが期待できない、動かされるというレベルをどのようにクリアするかが課題だ。 3位決定戦:河野遥香 6−2 中村香凛 |
12才以下・男子(7/30:青葉の森) 写真左から 優勝:塚越皓平(鷹之台TC) 準優勝:長谷川陽平(鷹之台TC) 3位:成田魁利(鷹之台TC) 4位:大森大輔(ロイヤルSCTC) 決勝:塚越皓平 6−3 長谷川陽平 お互い攻めたい気持ちを出して強打すると、相手にループのスピンでつながれてポイントが長くなる。 我慢できず、ベースラインから厳しいコースへ強打もしてみるが、ミスが多くなるので結局ループで打ち続けることになる。お互い、相手ミスや短いチャンスボールを待つプレーだ。(同じ所属クラブ同士のためか、ショットの質やゲームプランが似ている。) 30℃を越す高温の中で3試合目となる決勝戦。この試合展開では技術よりも、体力・気力・集中力で勝負は決まりそうだ。 3−5からの9ゲーム目で、長谷川君はベースラインから無理に攻めてミスが多くなった。わずかな気持ちの差でしょう、頑張りきれた塚越君が接戦をものにし優勝した。 塚越君は「最後は本当に体力的に厳しかった!優勝できてうれしい!」と、ウィナーズスピーチで喜びを語った。 3位決定戦:成田魁利 6−3 大森大輔 |
12才以下・女子(7/31:青葉の森) 写真左から 優勝:谷内愛加(TTC) 準優勝:今村美木菜(オールサムズTC) 3位:織山朋美(ATA) 4位:石橋由花(アートヒルTC) 決勝:谷内愛加 6−1 今村美木菜 今村さんは、長身を生かした強いサーブが得点源だ。 谷内さんは、左右のコーナーを狙った強打が得点パターンだ。 ハードヒット(谷内さん)対コントロール(今村さん)の試合展開になる。 その中で、浅くなった今村さんのショットを、谷内さんがフォアでクロスのコーナーへ強打して得点するパターンが多く、ゲームの主導権を握る。 谷内さんのフォアハンドのスピードと安定性、攻める気持ちが今村さんを圧倒し、うれしいうれしい初優勝だ! 3月の「09なの花」で準優勝だった今村も、レベルの高い「フレッシュ」でも準優勝なので、順調に成長している。 3位決定戦:織山朋美 7−5 石橋由花 |
10才以下・男子(8/2:青葉の森) 写真左から 優勝:政井颯太(志津TC) 準優勝:玉越飛鳥(志津TC) 3位:菊地達朗(TTC) 4位:小山 翔(アートヒルTC) 決勝:政井颯太 6−1 玉越飛鳥 玉越君は、いつもベースライン付近でプレーし、相手の深いボールはライジングやハーフバウンドで返球するプレースタイルだ。 決勝では、政井君のショットが常に深く、玉越君のライジングやハーフバウンドのショットには伸びがない。そのため、長いラリーをしても、政井君がしっかり振り切るテニスをしてゲームの主導権を握っているので、政井君が多く得点する。 政井君は、リラックスしたスイングでミスも少なく、ゲーム運びの上手さ、クロスやショートクロスもコース・スピードとも申し分ない。 決勝の政井君には、誰もかなわない。 そんな思いのする素晴らしいテニスをして、堂々の優勝だ。 決勝戦は、玉越君のゲームスタイルの欠点が出てしまった試合だ。 3位決定戦:菊地達朗 6−3 小山 翔 |
10才以下・女子(8/2:青葉の森) 写真左から 優勝:石倉奈央子(志津TC) 準優勝:飯島菜穂(TOPインドアTS亀戸) 3位:中山麗未(初石TC) 4位:中村茜音(初石TC) 決勝:石倉奈央子 6−1 飯島菜穂 速く追いついて、打ったらすぐセンターへもどる。両者とも、素晴らしいフットワークで互角の打ち合いに見える。 長いラリーの中で、飯島さんがわずかにボールの後ろへ入り切れずに、若干遠い打点で打つ時にたびたびミスをする。 これは、石倉さんのショットのコースがわずかに優っていたのか、あるいは飯島さんのフットワークが妥協しているのかは不明だが、わずかな差が6−1の大差になった。 リラックスしたスイングで打つ、石倉さんのフォアのフラット気味の逆クロスは、飯島さんをかなり苦しめていたのも印象的だった。 石倉さんは、「09なの花」優勝に続き、「09フレッシュ」でもうれしい優勝だ。 3位決定戦:中山麗未 7−5 中村茜音 |