第28回千葉フレッシュジュニアテニストーナメント(2013年)
「18才以下・男子(7/26終了)」 「18才以下・女子(7/25終了)」
「16才以下・男子(7/28終了)」 「16才以下・女子(7/28終了)」
「14才以下・男子(7/30終了)」 「14歳以下・女子(7/31終了)」
「12才以下・男子(7/31終了)」 「12才以下・女子(7/30終了)」
「10才以下・男子(7/31終了)」 「10才以下・女子(7/31終了)」
各年齢別の入賞者のご紹介 | |
18才以下・男子(7/26:青葉の森) 写真左から 優勝:吉岡 海翔(若松高) 準優勝:大江 皐貴(土気高) 3位:遠藤 翔平(検見川高) 4位:武田 健佑(ニッケコルトンTG) 決勝:吉岡 海翔 6−3 大江 皐貴 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 64. 大江 1 2B . 123.吉岡 1A3 C5E (青文字はインタビューから) お互い1stサービスもスピンをかけて威力より安定性を高め、ラリーの展開の中で得点を狙う。 大江君は強い当たりのストロークで攻め、吉岡君が少し弱めの当たりでミスの少ない堅実なテニスを展開する。 1ゲーム目をハードヒットで大江君がブレイクするが、ミスが多くなり3ゲーム連続で失う。3-1とリードした吉岡君だが、堅実なプレーから攻撃的なテニスに変えたためミスが増え、3-3に追いつかれる。 大江君は得点できているパターン(相手にミスさせる)をやめて、ウィナー狙いでさらにハードヒットする。フラット気味の速いボールは確かに威力はあるがミスが圧倒的に多くなり失点が続く。 吉岡君は相手の攻めを、程よいスピンで堅実に返球して「初めての優勝」をものにした。いろいろな選手と試合ができて「とても楽しい大会だった」ようです。 3位決定戦:遠藤 翔平 6−3 武田 健佑 |
18才以下・女子(7/24:青葉の森) 写真左から 優勝:中村 香織(殿山TG) 準優勝:宮内 優衣(千葉聖心高) 3位:松村 澪(麗澤高) 4位:海瀬 由可子(麗澤高) 決勝:中村 香織 6−1 宮内 優衣 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 1.宮内優衣 @ . 11.中村香織 @ A3C5E (青文字はインタビューから) 中村さんのショットはスピードが速く威力がある。「サーブ+1球」「レシーブ+1球」で得点を狙うゲームスタイルだ。 宮内さんはパワーで勝負したいと思ったのか速いショットを打ち、中村さんのペースに合ってしまう。緩いショットで時間をかけたラリーに持っていって、ナーバスな展開をした方が得点のチャンスがありそうだが。 中村さんは強打する分ミスもあり、強さともろさが共存しているが、その強いボールが素晴らしい。最後まで強打で攻めて、初めての優勝を手にした。 3位決定戦:松村 澪 6−2 海瀬 由可子 |
16才以下・男子(7/28:ヒルスコート) 写真左から 優勝:堀越 慧(殿山TG) 準優勝:横田 侑哉(東京学館浦安高) 3位:大脇 拓也(渋谷幕張中) 4位:小川 輔(渋谷幕張中) 決勝:堀越 慧 6−4 横田 侑哉 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 35. 横田侑哉 @2 B4 . 112.堀越 慧 @2B 4D E (青文字はインタビューから) 両者のプレースタイルは似ている。 立ち上がりから丁寧にトップスピンをかけ左右に打ち分け、変化をつけるスライスを多用し、ドロップショットで揺さぶるなど相手ミスを誘うための長いラリーが続く。 ラリーが長いから身体的にも精神的にもタフな試合になっている。 さらに2人の良いところは、短いショットに対してしっかりとネットプレーをするというオールラウンドなテニスができるところだ。 試合は接戦のなか堀越君が3-2とリードして中盤に入る。ここで、横田君が強打のテニスに変えて攻めるがミスが多くなり、2-5とリードされる。 終盤に堀越君のミスが増え5-4になり、10ゲーム目は再びタフな展開になる。ノーアドのポイントは横田君のアウトで終わり、堀越君はガッツポーズで勝利を手にした。 堀越君の勝因として、ミスしても腐らず集中を保ったこと、横田君の持ち味の強い1stサーブをブロックリターンでミスしなかったところがあげられる。 3位決定戦:大脇 拓也 6−3 小川 輔 |
16才以下・女子(7/28:ヒルスコート) 写真左から 優勝:橋 沙和(BMTC) 準優勝:尾崎 真友(殿山TG) 3位:金原 愛(麗澤高) 4位:花岡 栞(渋谷幕張中) 決勝:橋 沙和 6−1 尾崎 真友 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 1.高橋沙和 @2B4D6 32.尾崎真友 @ 高橋さんは速いサーブと、強打のストロークをコースへ打ち分けて尾崎さんを圧倒する。ただ、1ゲーム目はミスが多く尾崎さんがキープする。 尾崎さんはラリーの中で、相手を走らせミスを誘うゲームスタイルだが、高橋さんのいきなりの強打に自分のテニスができない。 ノーアドになった3ゲーム目を高橋さんが強打のウィナーでブレークしたが、尾崎さんがキープできたらゲーム展開がもつれたかも知れない。 4ゲーム目以降は、高橋さんの強打が炸裂し、嬉しい優勝を手にした。 尾崎さんは後半の各ゲーム毎に1ポイントしか取れないという悔しい結果になったが、高橋さんのような強打をミスせずに返せればプレーの幅が広がる。 3位決定戦:金原 愛 6−4 花岡 栞 |
14才以下・男子(7/30:殿山テニスガーデン) 写真左から 優勝:丸山 駿輝(殿山TG) 準優勝:増田 竜海(八千代SGITS) 3位:服部 友希(ニッケコルトンTG) 4位:松尾 優飛(殿山TG) 決勝:丸山 駿輝 6−4 増田 竜海 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 17.丸山駿輝 1 2B C5E 56.増田竜海 1A3 C 増田君は小柄だが1stサーブはフラット、ストロークもラケットが振り切れ威力のあるエッグボールを打つ。 丸山君は堅実に1stサーブからスピンをかけてラリーに持ち込み、フラット気味のストロークで攻める。 序盤は増田君がショッのト威力でミスを誘い3-1とリードする。 中盤で増田君がダブルフォールトなどのミスが多くなる一方で、丸山君は良い1stサーブが入り3-3と並ぶ。 動きの良い増田君だが、長いラリーと丸山君の高いループのトップスピンへの対応で体力を消耗し、運動量が少し落ちてきた。 丸山君は3-4の8ゲーム目から、サーブやリターンの次のショットで勝負を仕掛け、ネットプレーも含めて早く攻めるテニスに作戦を変えた。 ネットプレーはミスも出やすくドキドキするが、丸山君はボレーのミスにも動揺することなく、攻める姿勢を貫く。 9・10ゲーム目の2ゲームともノーアドにかかる激戦だが、丸山君は早い展開で攻める。そして、マッチポイントをボレーで決め、激戦を制して優勝した。 3位決定戦:服部 友希 6−4 松尾 優飛 |
14才以下・女子(7/31:青葉の森) 写真左から 優勝:高木 佑理(きさらづアウルTC) 準優勝:浅見 里奈(NTD八千代) 3位:中山 日佳理(T&K SG) 4位:古藤 さくら(NTD佐倉) 決勝:高木 佑理 6−4 浅見 里奈 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 4.高木佑理 @ A B4 5 6 24.浅見里奈 @ A 3 4 フォア・バックともに両手打ちの浅見さんは、2012年「なの花ジュニア」の「小学生・高学年・女子」で圧倒的なパワーで優勝した。 高木さんは速いフラットサービスとキレのあるスライスサービス、高い打点から攻撃する強打のリターンを軸にガンガン攻める。ハードヒットの「バキッ」という打球音で球威が分かる。 浅見さんは本来なら攻撃のテニスだが、この試合はよく拾い反撃のスキを狙うテニスで対応する。 デュースになったゲームが4つもあり息づまる接戦だ。 高木さんは攻め過ぎのミスやディフェンス時の弱さもあるが、最後まで攻めきって接戦をものにした。嬉しい優勝だ。 勝負の行方を左右した要因として、浅見さんのダブルフォールト(後半だけで7個)がある。特に3-4の8ゲーム目は3個もダブルフォールトをして、ノーアドのゲームを落としてしまった。マッチポイントでのダブルフォールトも悔やまれる。ダブルフォールトは必ずネットしていたので、サービスが改善されれば今後の飛躍が期待できる。 3位決定戦:中山 日佳理 6−3 古藤 さくら |
12才以下・男子(7/31:青葉の森) 写真左から 優勝:竹内 柚路(TTC) 準優勝:齋藤 誠基(殿山TG) 3位:小熊 優也(アートヒルTC) 4位:山本 一輝(松原TC印西) 決勝:竹内 柚路 6−1 齋藤 誠基 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 1.竹内柚路 1A3C5 6 33.齋藤誠基 1 (青文字はインタビューから) 第1シードの竹内君はよく動く。ツーバウンドするまで諦めずに走るメンタリティーと、それを支える最後までバテる事のない体力が武器だ。 齋藤君は力でポイントをもぎ取ろうとする。スピードはないが強力なトップスピンで、相手ラケットをはじき飛ばそうとするが、竹内君は良いポジションまで動いてループスピンで難なく返球する。齋藤君はさらに力んで打つので、次々とアンフォースド・エラーをする。 竹内君にとってプレッシャーの無い、とても気持ちの良い展開で、アッと言う間に5-0となる。 齋藤君は6ゲーム目からつなぐテニスに変え、ラリーの長い良い展開でブレークで1-5となる。7ゲーム目も同じ展開にしようとするが、ダブルフォールトやエラーが多くてブレークされる。 竹内君は素晴らしいフットワークで「対外試合で初優勝」の栄冠を手にした。 齋藤君は強打での攻撃を生かすには、もう1歩をしっかり動いてエラーを減らす必要がある。 3位決定戦:小熊 優也 6−4 山本 一輝 |
12才以下・女子(7/30:青葉の森) 写真左から 優勝:村尾 美紅(アルドールTS) 準優勝:小原 弥華(美浜TG) 3位:小野 るりな(きさらづアウルTC) 4位:磯目 璃子(ルネサンス鷹之台TC) 決勝:村尾 美紅 6−0 小原 弥華 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 9.村尾美紅 @2B4D6 24.小原弥華 両者ともしっかりしたスピンを打ち、深くコントロールもでき、スライスで変化もつけられる。 村尾さんのワンサイドのゲームになってしまったが、デュースが3ゲーム有りスコアほどの差は無い。 ただ、テニスは少しの差でゲームが開き、少しの差を埋めるのが難しい。 村尾さんは深いスピンとドロップショットで揺さぶるゲーム力がある。また、構えた時にウィナーを狙える精度の高さ、小原さんのセカンドサーブを強打でたたくという攻撃力と攻めきる気持ちの強さが持ち味だ。 最終の6ゲーム目では、村尾さんが攻撃的リターンで3ポイントのウィナーを放ち、優勝に花を添えた。 小原さんはコースを狙った時のミスがあったが、精度が高くなればチャンスは広がる。 3位決定戦:小野 るりな 6−4 磯目 璃子 |
グリーンボール | |
10才以下・男子(7/31:青葉の森) 写真左から 優勝:金田 拓渡(松原TC印西) 準優勝:中村 健太(志津TC) 3位:多田 和起(志津TC) 4位:浦 竜希(誉田TC) 決勝:金田 拓渡 6−4 中村 健太 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 1.金田拓渡 @2 3 4D6 32.中村健太 1 2B4 決勝の2人は攻撃・デフェンスの切り替えが上手で、スライスで仕掛けたり、ロブやネットプレーを効果的に使う。 一発で決まらないグリーンボールならではの、オールラウンドなテニスの対戦は見ごたえがある。 金田君は立ち上がりから流れをつかみ3-1とリードするが、中盤は中村君の攻撃に合い3-4と逆転される。 そのままの流れで終盤に突入するが、中村君の攻撃にミスが出て流れがつかめない。 金田君は中村君のネットプレーをロブでかわしたり、ループのショットで相手を後退させ、隙をみてドロップショットを打つなど巧みなプレーだ。 金田君は最後まで冷静なゲーム運びで、嬉しい千葉市大会初優勝の栄冠を手にした。 中村君の積極的なネットプレーやダウンザラインへの攻撃は、完成度が上がってくる今後が大いに期待される。 3位決定戦:多田 和起 6−3 浦 竜希 |
10才以下・女子(7/31:青葉の森) 写真左から 優勝:木島 菜々花(誉田TC) 準優勝:内山 侑香(八千代SGITS) 3位:横山 真都(殿山TG) 決勝:木島 菜々花 6−0 内山 侑香 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 5.木島菜々花 1A3C5E 32.内山 侑香 (青文字はインタビューから) ゲームスコアはワンサイドになってしまったが、各ポイント長いラリーが続く接戦だ。 2ゲーム目はデュースになるが、ノーアドのポイントは長〜いラリーの末、木島さんのドロップショットがウィナーになってキープした。 内山さんがドロップショットを先に仕掛ける良いプランだったが、元気いっぱいの木島さんに拾われたことと、木島さんもドロップショットを使い始め、決勝戦はお互いドロップショットの多い展開になった。 決勝が5試合目で疲れのある内山さんに対し、4試合目の木島さんはまだまだ元気だ。 ラリーの長いポイントが多く、1・2・4ゲーム目の3ゲームがデュースになる接戦も、元気良く動けた木島さんがものにし、「練習の成果を発揮できて」うれしい優勝を手にした。 内山さんはしきりに手のひら(マメかも?)を気にしていたが、テーピングをしておけば良かったかもしれない。 3位決定戦:横山 真都 6−5 富田 晴翔 |