入賞者(ベスト4)のご紹介 |
12才以下男子
(11/30、於:青葉の森スポーツプラザ)
午前中は陽射しに恵まれ、風もないテニス日和でした。
写真は左から
優勝:宮野 皓成くん(サムライテニス)
準優勝:大桃 由己くん(美浜TG)
3位:髙浦 竜希くん(誉田TC)
4位:鎌田 啓吾くん(ルネサンス鷹之台TC)
決勝戦:宮野皓成 7-5 大桃 由己
21.大桃由己 ① ②3 4⑤ .
56.宮野皓成 ① ② 3 ④5⑥7
<丸付き数字はサービスキープ>
決勝は第1シードを破って勢いのある大桃君と、ノーシードから勝ち上がってきた宮野君の対戦となった。
序盤キープが続き2-2。中盤、宮野君のダブルフォールト・簡単なミス・強打のミスに乗じて、大桃君が5-3とリードする。
大詰め、9ゲームのノーアドの大事なポイントで、大桃君がリターンをネットし、宮野君がサービスキープをする。
大桃君は得意のフォアでゲームを支配するスタイルだが、バックハンドに若干不安を抱えている。準決勝までは大桃君はフォアで攻めきり、バックを厳しく攻められることはなく、勝ち上がってきた。
終盤、宮野君は大桃君のバックへ、フラット系の伸びのある深いストロークを、見事にコントロールしてポイントを連取。6-5と逆転する。
最後の12ゲーム目は、バックを突かれてメンタルが崩れ不安な表情の大桃君のサービスゲームだ。大桃君は気力を振り絞ってデュースまで戦ったが、「アドバンテージ宮野」で痛恨のダブルフォールト!
相手弱点を見つけて精密なショットで攻めきった宮野君が、大逆転の優勝だ!
3位決定戦:髙浦 竜希 WO-NS 鎌田 啓吾(ケガのため棄権)
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12才以下女子
(11/30、於:青葉の森スポーツプラザ)
午前中は陽射しに恵まれ、風もないテニス日和でした。
写真は左から
優勝:寺島 沙帆さん(サムライテニス)
準優勝:池田 奈菜子さん(殿山TG)
3位:横山 真都さん(アートヒルTC)
4位:土井 佳奈実さん(TOPインドアTS亀戸)
決勝戦:寺島 沙帆 7-5 池田 奈菜子
1.寺島沙帆 ① ②3 ④5⑥7.
24.池田奈菜子 1② ③ 4⑤ <丸付き数字はサービスキープ>
第1シードの寺島さんと、3~4シードの池田さんの対戦。立ち上がり寺島さんにミスが多く、池田さんの2-0。
寺島さんはドライブ系のトップスピンで、少し強めに打ってゲームを支配しようとする。
池田さんはフォアバックとも両手打ちで、構えて打つ時はエースを取れるショットを放つ。
お互いの持ち味を発揮しながら、池田選手が先に5-3とリードする。
追い詰められた寺島さんは、この局面で集中力と勝ちたい気持ちのギア上がったようだ。長身からのサービスが威力が増し、ストロークのミスがなくなってきた。
逆に、池田さんは前半は入っていた攻めのショットが、ネットやアウトでポイントが取れない。
終盤の流れを掴んだ寺島さんが、最後の12ゲーム目をラブゲームでブレークした。やる気を表面に出し、ドロップショットなどプレーの引き出しの多い寺島さんが、大逆転で見事に優勝の栄冠を手にした。
淡々とポーカーフェイスでプレーしていた池田さんだが、試合後は目に涙を浮かべていた。この敗戦から学んだものは多かったと思われた。
3位決定戦:横山 真都 6-3 土井 佳奈実
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14才以下男子
(12/21、於:青葉の森スポーツプラザ)
前夜の雨が嘘のような、風がないテニス日和でした。
写真は左から
優勝:鎌田 知樹くん(オールサムズTC)
準優勝:山本 一輝くん(松原TC印西)
3位:大島 春哉くん(八千代SGITS)
4位:鉄矢 朝大くん(メイユールTP)
<丸付き数字はサービスキープ>
決勝戦:鎌田 知樹 6-2 山本 一輝
27.鎌田知樹 ①2③ ④5⑥.
53.山本一輝 ① ② <丸付き数字はサービスキープ>
両者ともハードヒットでウィナーを取れる。
鎌田君が、アングルなどでコートを広く使い、強打・緩いループスピン・アンダーサーブの揺さぶりなど、多彩なショットでゲームを支配している。
山本くんは相手の揺さぶりに対してしっかり強打で対応するが、長いラリーでは先にミスが出てしまう。
フォアバックとも両手打ちの鎌田くんが、前後左右の揺さぶりと、ミスの少ない堅実さで勝利をものにした。
鎌田君は「この大会で初めて優勝しました!」とうれしいスピーチをした。
山本くんはサービスが不安定で、3・5・7ゲーム目では1stサーブは約30%の確率だった。1stサーブの確率がもっと高ければ、ゲームのリズムを作れたかも知れない。
3位決定戦:大島 春哉 6-2 鉄矢 朝大
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14才以下女子 (12/21、於:青葉の森スポーツプラザ)
決勝の時は風が止み、絶好のコンディションでした。
写真は左から
優勝:渡邉 茉愛さん(誉田TC)
準優勝:山本 美怜さん(KION千葉)
3位:小林 恵梨子さん(オールサムズTC)
4位:富岡 紗雪さん(ニッケコルトンTG)
決勝戦:渡邉 茉愛 6-1 山本 美怜
1.山本美怜 ① .
47.渡邉茉愛 1②3④ ⑤6 <丸付き数字はサービスキープ>
山本さんは強打ではないがラケットをしっかり振り、相手を左右に動かすプレースメントを心がけるが、狙いすぎて序盤にミスがでる。
序盤の渡邉さんは、丁寧に深いストロークをベースに、攻められても左右の動きも良く2ー0とリードする。
山本さんは3ゲーム目を3つのダブルフォールトをするなどミスが多い。渡邉さんは4ゲーム目からショットが強くなり4ー0とリードする。
山本さんは、5ゲーム目で1stサーブを入れて深いストロークで粘り、キープで1ゲームをとる。
4-1とリードした渡邉さんは、ストロークをより強打してパワフルなテニスになり、プレースメントでも山本さんを追い込んでいく。
流れを掴んだ渡邉さんが、一気に「初めての優勝」を手にした。
3位決定戦:小林 恵梨子 6-4 富岡 紗雪 |
16才以下男子
(12/25、於:千葉県総合スポーツセンター)
写真は左から
優勝:菅野 雄太郎くん(SCルネサンス幕張)
準優勝:朝野 賢太朗くん(南市川TG)
3位:高橋 誠人くん(市川中)
4位:髙石 響平くん(渋谷幕張中)
決勝戦:菅野 雄太郎 6-3 朝野 賢太朗
9.朝野賢太朗 ① 2 3 .
30.菅野雄太郎 ①2③4 5 6 <丸付き数字はサービスキープ>
朝野君のフォアはフラットの強打で、ウィナー狙いだ。
菅野君は素早いフットワークでボールの後ろに入り、しっかり構えてガツンと打つスピンのかかった重いストロークがベースだ。
相手の堅いプレーに、朝野君はフォアでウィナーを狙うが、ミスが多くなる。しかも、不安のあるバックにボールを集められ、バックハンドのミスも多くなる。
隙のないオーソドックスなテニスの菅野君が、朝野君に無理なプレーをさせつつ、強さを見せつけて見事に優勝した。
3位決定戦:高橋 誠人 6-4 髙石 響平
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16才以下女子
(12/24、於:千葉県総合スポーツセンター)
写真は左から
優勝:工藤 由愛さん(志津TC)
準優勝:後藤 圭那さん(オールサムズTC)
3位:高木 佑理さん(千葉国際中)
4位:中山 日佳理さん(T&K SG)
決勝戦:工藤 由愛 6-2 後藤 圭那
12.工藤由愛 1②3④ 5⑥
32.後藤圭那 ①2 <丸付き数字はサービスキープ>
工藤さんはパワーのあるスピンのストロークを、しっかり打ち続けるスタイル。
後藤さんはコンパクトな構えからのカウンターショットがベースだ。
前半、後藤さんは相手の強打に押されてミスが出てしまう。迷わず打ち続ける工藤さんが4ー0と大きくリードする。
後藤さんは、カウンターのタイミングが合ってきた5ゲーム目を、ノーアドでキープする。バックハンドのタッチも良くなって2ゲーム連取で2-4と挽回する。
流れを掴みつつあった後藤さんだが、7ゲーム目はサービスが入らず自ら崩れてしまった。
工藤さんはしっかりとしたストロークを打ち続け、堂々の優勝だ。
3位決定戦:高木 佑理 6-3 中山 日佳理
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18才以下男子
(12/26、於:千葉県総合スポーツセンター)
写真は左から
優勝:山宮 遼大くん(麗澤高)
準優勝:中村 航平くん(麗澤高)
3位:齋藤 薫くん(麗澤高)
4位:新井 将也くん(船橋啓明高)
決勝戦:山宮 遼大 6-2 中村 航平
1.山宮遼大 1 2③ ④5⑥
56.中村航平 1 ② <丸付き数字はサービスキープ>
斜めの風が強く吹く中で行なわれた決勝は、同じ高校の対戦となった。
山宮君はヘビースピンのストロークで、中村君はハードヒットで1-1と互角。山宮君はリターンが上手く、レシーブゲームでも互角のラリー戦に持ち込み、中村君にミスさせる。
また、長身から繰り出すトップスライス気味の1stサーブはなかなか効果的で、中村君にリターンミスをさせてキープする。3-1のリードだ。
5ゲーム目から、ストローク戦では手が無くなった中村君が、サーブ&ボレーを仕掛けてキープ。2-3と追い上げる。
しかし、山宮君がパスやロブなどで対応し、中村君のネットプレーを苦にせず3ゲーム連取し堂々の優勝だ。
中村君のネットプレーの作戦は良かったのだが、ボレーにペースが無く山宮君を追い込むことができなかった。
3位決定戦:齋藤 薫 6-0 新井 将也
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18才以下女子
(12/25、於:千葉県総合スポーツセンター)
写真は左から
優勝:和泉 菜央さん(薬園台高)
準優勝:鈴木 萌夏さん(麗澤高)
3位:田原 果凜さん(渋谷幕張高)
4位:橋本 里穂さん(若松高)
決勝戦:和泉 菜央 6-2 鈴木 萌夏
9.和泉菜央 1 2③4⑤6
26.鈴木萌夏 1 2 <丸付き数字はサービスキープ>
お互いフットワークが良い。
序盤は相手の実力を探るようなラリーをする。お互い不安定なストロークのまま、ブレーク合戦で2-2となる。
5ゲーム目、和泉さんのストロークが回転・深さ・コースともにレベルが上がる。初のキープで3-2とリードする。ペースをつかんだ和泉さんが、バックのボールも得意のフォアに回り込んでのびのびとプレーをする。
ソフトテニス経験者で関東レベルだったという和泉さんのフォアは、威力あるエッグボールになり鈴木さんのコーナーに突き刺さる。
7ゲーム目、和泉さんは1・2ポイント目で不用意なミスをした後は、集中力を高めてミスを抑え、かつ長いラリー中もフォアの威力を保ったままプレーする。
鈴木さんは相手ミスも期待できず、左右に振られて攻め手がなくなった。
素晴らしいフォアハンドと、回り込みの優れたフットワークを武器に、5ゲーム連取し優勝を手にした。
3位決定戦:田原 果凜 6-3 橋本 里穂
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