第31回千葉フレッシュジュニアテニストーナメント(2016年)
「全種目の結果(一括)」
「18歳以下・男子(終了)」 「18歳以下・女子(終了)」
「16歳以下・男子(終了)」 「16歳以下・女子(終了)」
「14歳以下・男子(終了)」 「14歳以下・女子(終了)」
「12歳以下・男子(終了)」 「12歳以下・女子(終了)」
「10歳以下・男子(終了)」 「10歳以下・女子(終了)」
各年令別の入賞者のご紹介 | |
18才以下・男子(7/23:ヒルスコート) 写真左から 優勝:橋 虎太郎(T&K SG) 準優勝:福田 哲也(Ken's海浜幕張) 3位:松本 海人(渋谷幕張高) 4位:市川 嵩大(市立千葉高) 決勝:橋 虎太郎 6−1 福田 哲也 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 1. 橋虎太郎 @2B C5E 136. 福田 哲也 @ 橋君のサーブもストロークもガツンと強烈な音がする。片手バックの攻撃的なフラットドライブと、キレのあるスライスも良い。福田君はエッグボール弾道の良いショットを打っている。 福田君あっという間に0-3とリードされるが、だんだん強打に慣れてきている。 4ゲーム目以降のゲームはすべてデュースやノーアドに持ち込まれる接戦だ。 攻撃100%の橋君に、福田君はポジションを上げ下げして攻め守りを上手く展開する。 福田君はウィナー級のサービスやストロークで追い込むのだが、橋君はブロックリターンやラケット面の扱いが上手で、ミスせずに返球する。長いラリーになると、橋君の強打の早い展開に、福田君は後手に回ってミスが出てしまう。 互角の試合内容ながら、スコアで圧倒して橋君が優勝した。「昼頃から始まる試合は調整が難しかった」が、「決勝では攻撃テニスができました!」とスピーチ。 3位決定戦:松本 海人 6−3 市川 嵩大 |
18才以下・女子(7/23:ヒルスコート) 写真左から 優勝:佐々木 梨花(薬園台高) 準優勝:今村 絵美子(東京学館浦安高) 3位:箕畑 美砂(検見川高) 4位:船木 千帆(渋谷幕張高) 決勝:佐々木 梨花 6−1 今村 絵美子 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 16.今村 絵美子 @ . 25.佐々木 梨花 @ A3C5E 佐々木さんはフラット・スライス・スピンと多彩な打球だ。 立ち上がり、佐々木さんは威力ある1stサービスで簡単にキープし、今村さんはノーアドまで競ってキープする。 今村さんはフォアバックともに両手打ちで強打するゲームスタイルだが、中盤から佐々木さんのショットの威力が増しコースが厳しくなってきた。 佐々木さんの身体の軸回転で打つショットはコースが解りづらい。そのため、今村さんのフットワークが少し遅れ、次第に打点に身体が入りきれずミスが出てくる。 中盤以降のゲーム展開を支配していた佐々木さんが、3ゲーム目以降を連取し、嬉しい初優勝を手にした。 3位決定戦:箕畑 美砂 6−3 船木 千帆 |
16才以下・男子(7/24:青葉の森) 写真左から 優勝:安森 大城(渋谷幕張高) 準優勝:島田 楽志(市川高) 3位:松本 幸大(C−FETZ) 4位:中村 翔(八千代SGITS) 決勝:安森 大城 6−5 島田 楽志 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 1. 島田 楽志 @ 2B4D . 105.安森 大城 @2B4 D6 島田君はサーブもストロークも、ガツンと強い当たりで威力がある。1ゲーム目、エース級のサービスで島田君が簡単にキープする。 安森君はタッチが良く、ショットにキレがあり、スライス、カウンターも上手い。 島田君は強力サーブをリターンされて、ラリーでは強打に力みが見られミスが出てしまう。 安森君は4−1とリードしたが、足に違和感があるのか少しストレッチをしている。 6ゲーム目以降、足に違和感のある安森君のパフォーマンスが少し落ちてきている。 島田君はフォアとサーブに安定感が戻り、激しいラリー戦を打ち勝って4ゲーム連取で5−4と逆転する。 追い込まれた安森君は、足指のけいれんや手の指出血に対応しながらも、気持ちの入ったプレーでキープし5−5に追いつく。 サービング フォー ザ マッチの1ポイント目、島田君の剛球サーブがダブルフォールトで流れが安森君行ってしまう。 激しい試合を6−5で制した安森君が、嬉しい初優勝を手にした。 3位決定戦:松本 幸大 6−3 中村 翔 |
16才以下・女子(7/24:青葉の森) 写真左から 優勝:椙山 真凛(市川高) 準優勝:小野口 歩佳(麗澤高) 3位:口 未沙(渋谷幕張中) 4位:野中 彩愛(柏陵高) 決勝:椙山 真凛 6−2 小野口 歩佳 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 16.小野口歩佳 @ A . 64.椙山 真凜 1A3C D E 小野口さんはサービスも入り、左右に打ち分けオールラウンドに展開する。 椙山さんはしっかり動いて返球し、相手に自由に打たせつつ相手ミスを誘ったり、攻め疲れで一息つくとコースに攻めてウィナーを放つ。 攻めると凌がれ、少し息を抜くと攻められて、小野口さんは手がなくなり0−4とリードされる。 良く動いていた椙山さんの体力がきつくなった5ゲーム目、小野口さんは調子が出てきたフォアを軸にノーアドで初のキープ。 6ゲーム目は、椙山さんが良い1stサーブが入り、相手バックにボールを集めてノーアドでキープし流れを離さない。 絶対拾ってやるというガッツと、スライディングのフットワークが椙山さんのデフィンス力だ。 最後のゲームは守りでなく攻撃力でキープし、椙山さんは勝利を手にした。「尊敬する先輩がこの大会で優勝していたので、私も優勝できてとても嬉しいです!」とスピーチした。 3位決定戦:口 未沙 6−3 野中 彩愛 |
14才以下・男子(7/26:青葉の森) 写真左から 優勝:米山 剛志(オールサムズTC) 準優勝:神谷 龍(美浜TG) 3位:片山 泰一(きさらづアウルTC) 4位:市原 明瑠(オールサムズTC) 決勝:米山 剛志 6−5 神谷 龍 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 1.米山 剛志 1A B4 D6 38.神谷 龍 @2 B 4D 神谷くんのストロークはスピードがあり威力十分、フラットの1stサーブも確率が低いがウィナーを取れる力がある。懐の深い構えはコースが読みにくく、背が高いので相手のループボールも高い打点から打ち込める。 米山くんは相手ショットに押し込まれながらも、ループのストロークで返球しミスを待つ。中盤から、米山君がサーブもストロークをより強打して攻めるが、神谷くんもよい動きでしのぎ攻め返す。お互いに持ち味を発揮しつつ、お互い流れを掴めない。 4−4の9ゲーム目、長いポイントを制して5−4とリードした神谷くんへ流れが傾きかけた。 10ゲーム目、米山君は2ndサーブへの攻撃のリスクを避けるために、1stからスピンサーブを打ち堅実にキープし5−5となる。 相手強打に苦しみながら、勝ちにこだわって工夫するところが試合巧者だ。 11ゲーム目、神谷くんに少しミスが多くなり、米山君がブレークで優勝を手にした。 「準決勝までは良い試合をできたが、決勝は相手の出来が良くて苦しかった!勝てて良かったです。」とスピーチ。 神谷くんは3ゲーム目で転んで手当が必要だったが、最後までいい試合をしていた。 3位決定戦:片山 泰一 6−5 市原 明瑠 |
14才以下・女子(7/26:青葉の森) 写真左から 優勝:佐藤 由依(ニッケコルトンTG) 準優勝:長野 リサ(フェローズインドアTS) 3位:山科 桃美(NTD八千代) 決勝:佐藤 由依 6−3 長野 リサ (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 1.佐藤 由依 1A B4D6 12.長野 リサ @2B 長野さんはサーブとファアで、ウィナー級のショットを放つ。 佐藤さんは相手強打の押されながら、チャンスボールにならない様にラリーし続ける。 立ち上がりの長野さんはダブルフォールトや強打のミスが多く、0-2とリードされる。3ゲーム目、長野さんは2ndサーブをスライスに変えてゲームが安定し、3ゲーム連取し3-2と逆転する。 この試合、佐藤さんは攻撃よりもラリーし続けるところ、相手の強打のフォアを避けてバックに集めることに勝機がある。作戦徹底のためには強い精神力が必要だ。打球ごとに唸り、相手のアウトボールに吠える。 佐藤さん5-3の9ゲーム目、ダブルフォールト連発の長野さんのサービスゲームをブレークし、優勝を手にする。「今後のグレード大会でも入賞したい!」と意欲を見せた。 長野さんがスピンサービスを覚えたら、どれだけ跳ねるかと期待させるところだ。 3位決定戦:山科 桃美 6−4 片桐 瑞紀 |
12才以下・男子(7/28:青葉の森) 写真左から 優勝:佐藤 隼斗(ルネサンス鷹之台TC) 準優勝:上田 陸翔(楠C) 3位:里村 陽(アルドールTS) 4位:江川 侑寿(オールサムズTC) 決勝:佐藤 隼斗 6−0 上田 陸翔 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 39.上田 陸翔 . 78.佐藤 隼斗 1A3C5E 佐藤君の左利きフォアはヘビートップスピンと、フォアバックともタッチの良いスライスが武器になっている。立ち上がりの1・2ゲーム目は攻撃が安定せずミスが多くノーアドになるが、2ゲームともノーアドを強打でもぎ取って2-0となる。 上田君は何とか当てて返そうとするが、佐藤君の左利き特有の回転のあるショットに上手く対応できない。 3ゲーム目から佐藤君の攻撃にミスがなく、サイドスピンのかかったフォアはアングルにもコントロールされ、上田君を振り回す。さらに、サーブが左利き特有のいやらしい回転で、リターン時の上田君を苦しめる。 佐藤君が力の差を見せつけながら、圧倒的な展開で見事に優勝した。攻撃的なテニスに較べると、控えめなスピーチだったが、何回目かの優勝を手にして嬉しそうだった。 上田君は出来ることはやっていたが、立ち上がりの2ゲーム以外はゲームを取るチャンスが無かった。 3位決定戦:里村 陽 6−3 江川 侑寿 |
12才以下・女子(7/26:青葉の森) 写真左から 優勝:山ア 美波(誉田TC) 準優勝:柏倉 ナミ(アルドールTS) 3位:大吉 向空(アートヒルTC) 4位:大澤 琴葉(フェローズインドアTS) 決勝:山ア 美波 6−5 柏倉 ナミ (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 11.柏倉 ナミ @2B4 5 . 36.山崎 美波 @ 2B4 5E 2人のゲームスタイルは似ている。フォアの強打を得意とし、甘くなった相手のチャンスボールは攻め、難しいボールはしっかりディフェンスしている。 お互い相手の甘いボールを強打するが、アウトやネットのミスが多くなる。強打のミスがどちらに出るかで、ゲームが左右される。互角の内容で展開するがスコアは4−1になる。 「1−4の時に負けるかな」と思った山崎さんは、「気持ちを切り替えてプレー」して3ゲーム連取で4−4とタイになる。 流れが来ている山崎さんは、9ゲーム目でさらに攻撃的になるがミスが多くなり、ラブゲームでブレークされ4−5となる。 しかし、優勝が見えた柏倉さんに攻撃ミスが出て、山崎さんが2ゲーム連取で優勝した。「つらいと思ったことも有りましたが、友達と一緒に頑張れた」という練習の成果が、勝利に結びついた。 3位決定戦:大吉 向空 6−2 大澤 琴葉 |
グリーンボール | |
10才以下・男子(7/29:青葉の森) 写真左から 優勝:工藤 奇跡(きさらづアウルTC) 準優勝:石橋 煌志(TTC) 3位:長井 澄弥(松戸TCZ) 4位:篠原 源希(フェローズインドアTS) 決勝:工藤 奇跡 6−4 石橋 煌志 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 17.石橋 煌志 1A B4 . 56.工藤 奇跡 @2 B4D 6 石橋君は強打が軸で、相手を左右に走らせオープンコートへウィナーを狙うゲームスタイル。だが、工藤君のサイドラインからセンターへのリカバリーが驚くほど速く、オープンコートが出来ない。 工藤君の左利きのフォアが、フルスイングのループスピンで高く弾み、回転もいやらしい。これがいつものスタイルなのか、石橋君のハードヒット封じの作戦なのかは不明だが有効だ。 石橋君はライジングやハーフバウンドで、ループのボールにしぶとく対抗している。 お互いに持ち味を発揮する接戦。ショットの質が落ちたり気を緩めると相手にやられてしまう、という高い緊張感のまま試合は展開する。 3−5から石橋君が力を振り絞りしっかりと強打し、ブレークで4−5とする。石橋君は10ゲーム目も同じように強打展開しようとするが、体力がきつくて攻めにミスが出てブレークされる。 気の抜けない接戦を制して、工藤君が初出場で初優勝という奇跡を実現させた。 3位決定戦:長井 澄弥 6−0 篠原 源希 |
10才以下・女子(7/29:青葉の森) 写真左から 優勝:桑原 由衣(ken’s千葉) 準優勝:竹内 琉璃(誉田TC) 3位:石川 颯姫(A-one) 4位:佐々野 優香(TTC) 決勝:桑原 由衣 6−1 竹内 琉璃 (試合の流れ。○印のゲームはサービスキープ) 9.桑原 由衣 @ A3C5E 21.竹内 琉璃 @ 桑原さんは強打でしっかり左右に動かし、相手を追い込んでオープンコートへウィナーを狙う。 竹内さんは相手強打を当てて返す作戦で、しっかり動けた前半はデュースゲームの接戦をしている。 4ゲーム目あたりから竹内さんの動きが悪くなってきた。6ゲーム目では1stサービスが入らず、プレーのレベルが落ちる。後半の竹内さんはほとんどポイントが取れない。やる気はあるのだが、身体がきつくなり、集中力も落ちてきている。 桑原さんは高いレベルを保っているので、どんどんエースが取れる。マッチポイントをボレーのエースで締めくくって、嬉しい優勝を手にした。 「いつも面倒みてくれる両親のお蔭で勝てました!」とスピーチ。 3位決定戦:石川 颯姫 6−4 佐々野 優香 |