「ゲーム戦略」に関する読み物 特に注記が無ければ「 日本テニス協会オフィシャルメールマガジン【テニスファン】」より題材を引用しています。メルマガは、 http://www.jta-tennis.or.jp/ から購読できます |
●<何をすればいいか解かっていたのに出来なかった>鈴木貴男選手 | ||
全豪[男子シングルス予選2回戦] ○ケネス・カールセン(デンマーク)6−4,7−6(4)●鈴木貴男 ●タイブレークでも、一時は4−1と鈴木がリード。しかし、カールセンがここから積極的な攻めを見せた。ネットを取った鈴木に強烈なパスを見舞い、ときには鈴木のお株を奪うようなネットダッシュでミスを誘った。 「逆パターンやられてるよ!」鈴木が大きな声を挙げた。カールセンは、最後の6ポイントを連取し、ストレートでこの試合を制した。 ●「(タイブレークでは)意地でもネットに出なければいけなかったのに、少し 引いてしまった。でも、大事なところでパスも入ってきたし、勝負所で、ああいうプレーができるのは、さすがにトップの選手ですよ」と鈴木は脱帽した。 |
Key Word ・意地でも・・ ・引いてしまった 「意地でも・・」ネット に出ても負けるかも でも決断するのだ! |
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●<何をすればいいか解かっていて出来た>杉山愛選手 ツアー屈指のフットワークを持ちメンタル的にもタフな選手が相手だ。 仕掛けのボールが少しでも甘くなれば逆襲のカウンターパンチの恐れがあった。 |
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全豪1回戦○杉山愛 6−4,6−2 ●タチアナ・パノワ(ロシア) ●杉山がうまかったのは、焦って早く展開したり、無理にコースを狙ったりせず、どっしりと構えたことだ。特に、コートの真ん中への深いボールが有効だった。 早めにダウンザラインに展開したり、角度をつけたカウンターを打つやり方も、もちろんあっただろう。 しかし、パノワには足がある。仕掛けのボールが少しでも甘くなれば逆襲のカウンターパンチの恐れがあった。杉山はそのリスクを避けているように見えた。ツアー屈指のフットワークを持つ二人の対戦とは思えないほど、コートの真ん中でのラリーが目立った。 ●そこから一転、杉山は絶妙のタイミングで角度のあるストロークを放った。 これがよく効いた。広いオープンコートに、杉山は仕上げのウイナーを打ち込んだ。ウイナーの数は第1セットだけで14本を数えた。 ●「相手は実力もあり、メンタル的にもタフな選手。足も速い選手ですが、走り勝とうと思って臨みました。思った通りのテニスができたと思います」と杉山。初戦であること、それから風の影響などもあって、ミスヒットもあった。 しかし、戦い方がはっきりしていて、ブレがないだけに、ミスから崩れる心配は無用だった。 |
Key Word ・焦って早く展開 ・無理にコースを狙う ・真ん中でのラリー ・戦い方がはっきり ・左右に走るほど調子が 上がる相手だ |
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●<試合では有利に進むとき、形勢が悪いとき、互角の時などいろいろな流れ有るんです> 冷静さと、勝利を求めるどん欲さが一つになり、勝利をがっちりつかんだ小畑選手 |
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全豪1回戦○小畑沙織 6−3,4−6,6−4 ●ミリアム・カサノバ(スイス) ●カサノバは、ジュニア時代からその将来性を期待されていた選手。 グラウンドストロークの強打は、さすがに一級品だった。 しかし、小畑沙織はそのハードヒットに少しもひるまない。もともと、ボールを正確にとらえる技術は持っている。 そこに、フィジカルの向上というプラスアルファがあり、相手の速いボールにも完璧に対応した。 アンフォーストエラー(凡ミス)の数は試合全体で19、第1セットでは、わずか3。これにはカサノバもお手上げの様子だった。 ●第3セットはカサノバが先行したが、小畑が追いつき、追い越した。 「ツアーを回っていて、こういう試合の流れになることはたくさんあります。 だから、こういう大きな大会でも、焦らずにできるようになっていると思います」と小畑。 冷静さと、勝利を求めるどん欲さが一つになり、小畑が勝利をがっちりつかんだ。 |
Key Word ・アンフォーストエラー (凡ミスのこと) ・フォーストエラー (攻められてのミス) ・ウィナー(エースの事) ・ |
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・最初からリードして簡単に勝つ事 ・最初から相手に圧倒されて簡単に負ける事 ・最初リードされていたが追いつき逆転勝ちする事、または逆に逆転負けする事 ・試合途中でリードしたりリードされたりのシーソーゲーム ・1ゲームリードするが、すぐ並ばれる息苦しいゲーム ・追いつくと離されるという展開が続くゲーム ・タイブレークにもつれ込んだゲーム 、等々 試合では何だって有るんだから!そういうことがあるんだと思っていないから 「最初からエースが決まって、常にリードして、ゲームはすんなり楽勝で・・」なんて思っている。 だから、状況が違うとすぐパニックになってしまう。 自分にはまだまだ出来る事があって、ゲームを作っていけるのに、もったいない。 |
Key Word ・こういう試合の流れになる ことはたくさんあります) |
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●<ツアー複初優勝・岡本聖子の挑戦>から学ぶツアーの現実。 将来の夢を叶えるイメージトレーニング用 |
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◇ ツアー複初優勝・岡本聖子の挑戦 -------------------------------------◇ 川廷 尚弘 (JTA/広報委員、ITF/トーナメントエグゼクティブ、WTA/スーパーバイザー) ●シーズンを通じて現場で選手のプレー、練習、ツアー生活を見ていると、急に輝き始める選手をときどき目にする。 世界でジャンプアップする選手は、運命的なチャンスを呼び込む不思議な力を持つのだ。 それを見事にピシャリとキャッチできる選手は、一気にレベルアップする可能性が高い。 ●チャンスの始まりは、昨年10月に静岡県榛原で開催された2万5000ドル大会の「ゴーセンカップ」。 この大会は、優勝または準優勝の選手に、1月にオークランド(ニュージーランド)で開催される WTAツアー大会の予選の出場権(FEED UP)を与えている。 その「ゴーセンカップ」で準優勝した岡本聖子は、04年元旦からニュージーランドへ旅立った。 しかし、オークランドで会場入りした岡本の目の前に張られた選手リストに、自分の名前がない。 原因は、岡本とツアーとのコミュニケーションのトラブル。 ツアーに出場する場合、さまざまなプロセスを選手自身が英語で伝えなければならない。 これが非常に大切なのだ。この時点では出場をあきらめかけた岡本だったが、 出場OKの返事が返ってきた。これも岡本の不思議な人徳に違いない。 ●オークランド大会1回戦の相手は、ドミニコビッチ(豪州)。ダブルスでは対戦したことがあるが、 勝ったことはない相手だった。 しかし、無心で勝負した結果、ストレートで勝った。 ドミニコビッチに勝った勢いで、翌日には予選第1シードのジンク(ハンガリー)と対戦。 試合前には、コーチからのアドバイスはもちろん、 他の日本選手やそのコーチから、相手選手の略歴などを教えてもらった。 情報を得たことで次第に対戦相手への恐れが薄れていく岡本。 「日本やサーキットでは、こういう情報交換はないんです。 今回は多くの先輩に助けていただきました」と岡本は感謝する。 周囲のアドバイスは的中し、自分から作戦通りの攻撃を仕掛けたら、相手は守りに入る展開となった。 出場選手中最下位ランクの岡本が、予選第1シードを破る大金星を挙げた。 翌日の3回戦では これまでの無欲から、「勝てば3度目のツアー本戦出場だ」 という欲が表に出てくる自分に気づいたという。 「ボールをコートに返すこと以前に、すぐにエースを狙いたくなるクセ」が出た。 心身ともに力が入り過ぎて、速過ぎ、急ぎ過ぎの展開になった。 修正できないうちにオークランド大会は終わってしまったが、 翌週のホバート(オーストラリア・タスマニア島)に、次の目標を立てた。 ●ホバート大会の予選のサインの締め切り前、岡本聖子の表情が険しい。 自力のランキングで出場を狙ったが、28人の予選出場枠に対し、岡本のランキングは31番目。 それはシングルスの出場は不可能であることを意味していた。 この状況から、翌週のオーストラリアオープンの予選出場の最低ランク(カットオフ)も見えてきた。 これでは、グランドスラムに手が届かない。「年末の中国の大会で勝っていれば……」など、 過去の1戦1戦の重要さを改めて感じる悲しい時だ。 ここで決断する時が来た。 ○このまま、ホバートに滞在してダブルスに挑戦するか。 ○グランドスラムの予選出場の微かな可能性に賭けて、メルボルンに移動するか。 岡本聖子の足は、浅越しのぶのコーチである谷川美雄に向かった。 「ホバートで浅越さんとダブルスを組ませてください! 私は全豪の予選に行きません」 「本気で優勝する気があるか?」と谷川コーチは、岡本にカツを入れるように尋ねた。 岡本は、これが世界のツアープロだ、優勝するんだ、という気持ちで「頑張ります」と答えた。 すると、浅越と谷川コーチは快諾してくれた。 ●1回戦は、ツアーで躍進中の中国の鄭/李のペア。 鄭にも、李にも勝ったことはないが、浅越という心強いパートナーと共に挑戦す る気持ちが功を奏し、1回戦突破。 2回戦の相手はカメリン/ズルアガ組。 ナイトマッチの2試合目で、試合開始は夜の9時頃。試合前に谷川コーチから 自分の動きのアドバイスをたくさんもらう。 岡本は「いつもの私なら、たくさんアドバイスをもらうとパニックになるんです。 でも、ツアー上位選手と対戦する時は、これが出来なければ勝てないんだ。 挑戦というより、今からこれをやるしかない、と強く思った」と話す。 鄭/李に勝った自信が、いい方向につながったこともあり、快勝した。 準決勝の相手はブランディー/グラント組。 この日は浅越のシングルスの相手も、ブランディーだった。浅越はブランディー にオークランド大会で負けていた。しかし、この日の浅越の気迫と集中力はすご かった。この浅越の試合を終始見ていた岡本は、「自分も勝ちたい」と強く思っ たという。このあたりから、いつもと異なる自分を感じめ始めた岡本。岡本のコ ーチ大迫氏も、日々成長する岡本を誰よりも感じていたに違いない。試合では積 極的に浅越に声をかける岡本。ベテランの対戦相手も、もはやこの勢いを止めら れず、2人は決勝進出を決めた。 決勝はカレン/シェット組との対戦。 相手は第1シード。しかし決勝まで勝ちあがったペアには、ランキングやシード は関係ないとも言えるだろう。そして、ホバートの観客の多くが明らかに浅越・ 岡本組を応援していることが、コートの2人には十分にわかっていた。 「最初は、決勝ということはもちろん、ナイトセッションで、観客の雰囲気も− −かなり酔った観客もいたりして(笑)、いつもと違い、緊張して1セット目を 落としてしまった。第2セットもブレークされて、リードを許した時点から、 思い切りプレーが出来始めた」と岡本。 積極的で活気ある日本人のプレーに、観客もさらにヒートアップして応援し、 浅越は3度目の、岡本にとってはツアー初制覇を達成した。 優勝直後、コートのベンチで「試合が終わったのに緊張して、足が震えてるよ!」 と、ガタガタする足を押さえながら笑う2人。最高の達成感を感じている瞬間の 2人は、とても爽やかで眩しかった。おめでとう! ●ホバート大会決勝の翌日、岡本と大迫コーチは早朝の飛行機でメルボルンに向 かった。全豪オープンのシングルス予選には出られなかったが、見るだけでもいいという。 今、どうしてもグランドスラムを見たい気持ちになったらしい。 10時の飛行機を予約していたが、1時間でも早くグランドスラムを見たい2人は、 新たに6万円の航空券を買い直し、8時の飛行機でメルボルンに向かった。 メルボルンの会場では、ダブルスのエントリーサインの締め切り間近。 岡本は竹村りょうことペアを組む話をしていたが、岡本/竹村組では 出場ランキングに届かない。 あきらめていた岡本は、また先輩ツアー選手とコーチからアドバイスをもらった。 それはワイルドカードのサインアップをしておくこと。 「でも、まさか私がグランドスラムのワイルドカードになるはずないよなあ」と思って、 サインはしたが、結果を知らされないまま、時間だけが過ぎていく。 待ちかねた岡本は、全豪のスーパーバイザーのオフィスをにやってきた。 「川廷さん、私出れますか?」と聞かれたが、「まだ、決定されていないよ。 そのうち分かるから、WTAオフィスで吉報を待とう」と話しているうちに、 ダブルスのドローが発表された。 いつもの通り、64ドローのドロー表の1番上から目を落とす。 1,2,3……、「63 OKAMOTO/TAKEMURA」 「あった!」岡本/竹村組がグランドスラム本戦・ワイルドカードだ。 この後、二人はすぐに全豪トーナメントディレクターのポール・マクナミーに 挨拶に向かった。 「Thank you so much!」と精一杯の感謝を伝える岡本聖子。 「君がセイコ・オカモトか! ホバートでは ダブルスよく頑張ったね。 Welcome to Australian Open。このまま頑張りなさい。」とマクナミー氏。 マクナミー氏はグランドスラム大会を連覇した歴史的なダブルススペシャリスト。 岡本の満身の笑みから、その心境が分かったに違いない。 ●ドロー番号63の岡本/竹村組の対戦相手は第2シード。 相手は伝説的プレーヤー、マルチナ・ナブラチロワとリサ・レイモンドのペアだ。 プロフェッショナルとして、ぜひ挑戦したい相手に違いない。 これまでピンチをチャンスに変えてきた勢いで、挑戦して欲しい。 「最初のリターンはストレートに狙ってみたい」と語る岡本。 この試合だけでなく、今年のプレーに期待したい選手だ。 |
Key Word ・運命的なチャンスを呼び込む ・さまざまなプロセスを選手自身 が英語で伝えなければならない ・今回は多くの先輩に助けていた だきました」と岡本は感謝する ・ 「ボールをコートに返すこと以前に、 すぐにエースを狙いたくなるクセ」が出た。 心身ともに力が入り過ぎて、速過ぎ、 急ぎ過ぎの展開になった。 ・ワイルドカードのサインアップ ・<ワイルドカード>とは? (大会では普通ランキング上位 から順にドローに入れるが) ワイルドカードとは、エントリーの 有無にかかわらず大会主催者(委員会)の自由裁量によりドローに入ったプレーヤー。 ・ 「Thank you so much!」 |
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○ロジャー・フェデラー(スイス) 4−6,6−3,0−6,6−4 ●レイトン・ヒューイット(オーストラリア) 【26日ナイトマッチ 男子シングルス4回戦より】 ●ナイトマッチが始まる直前の空気が好きだ。スタジアムは、何とも言えない雰 囲気に包まれる。観客席のファンは、プレゼントの包みを解く子供のような顔を している。メインイベントを控えた期待感、幸福感が、空気を甘くしている。 ●今日のナイトマッチには、オーストラリア・デーの休日にふさわしく、地元の 期待レイトン・ヒューイットが登場する。対するは去年のウィンブルドンチャン ピオン、ロジャー・フェデラー。世界ランクは2位のフェデラーに対し、ヒュー イットは11位。グランドスラムタイトル保持者同士の対戦だが、不思議なことに、 対戦成績ではヒューイットが8勝2敗と大きくリードしている。 ●選手が登場。ざわざわとした観客席に、ぴりっとした空気が漂い始める。記者 用の席はすべて埋まった。ロッド・レーバーアリーナの記者席は比較的多めに用 意してあると思っていたが、満席で座れない記者が出るとは。 ●試合が始まった。最初にペースをつかんだのはヒューイットだった。 というより、フェデラーの様子がおかしかった。エラーを連発するわけではない が、ショットの選択がうまくいっていない。珍しくボディバランスを崩すシーン もあった。 ●フェデラーの気負いなのか。ここは相手の地元オーストラリア。しかも、ヒュ ーイットとは、ついこの間、デ杯ワールドグループ準決勝で対戦し、2セットア ップから逆転負けしている。ここでリベンジという気持ちが強すぎて、フェデラ ーの体も頭もシャープさに欠けているのかもしれない。 第1セットは、ヒューイットが先取した。 ●不調とはいえ、フェデラーのストロークのタイミングの早さ、フォアの強烈さ ときたら、尋常ではなかった。常にベースラインの一歩内側でボールを捕らえよ うといた。そして、ボールがつぶれそうなほど、強く叩くのだ。ただ、ヒューイ ットが食い下がってラリーが長くなると、こらえきれずにミスが出た。 ●ヒューイットが若武者ナダルを退けた2日前のナイトマッチに比べると、会場 の空気が重かった。今日は、横綱同士の戦いだった。地元の期待を背負うヒュー イットは、負けられなかった。 ●重圧をうまくコントロールしていたヒューイットだが、一つのきっかけで大き くバランスを崩してしまう。2−3で迎えたサービスゲーム、40−30の場面だ。 エースでサービスキープと思った瞬間、「フットフォールト」のコール。ヒュー イットはここからミスを3本続け、痛恨のサービスダウン。それでも、あきらめ ず食い下がったヒューイットだが、フェデラーに6−3と押し切られてしまう。 ●これがタイトロープを渡るような戦いであったからこそ、一つの出来事が流れ を大きく変えてしまったのだろう。ヒューイットは続く第3セットをラブゲーム で失った。セットの途中、突如、雷鳴が起きた。雨でも降ればよかったのかもし れない。しかし、ロッド・レーバーアリーナには一滴の雨粒も落ちてこなかった。 ただ、不気味な響きだけが続いた。 ●第4セット第4ゲーム。0−30とブレークのチャンスを迎えたヒューイットは、 自らのミスでこれを逃す。「ノー!」と絶叫するヒューイット。次のゲームをブ レークされて2−3。ヒューイットは土俵際まで追い込まれた。第10ゲーム、 ヒューイットは最後の抵抗を見せた。フェデラーのボレーに体を投げ出した姿に は、じんときてしまった。しかし、そのヒューイットも、フェデラーのマッチポ イントを2本しのぐのが精一杯だった。 ●流れを変えたフットフォールトについてヒューイットはこう話した。 「それはがっかりしたよ。ゲームポイントで、サーブはエースだったのだから。 でも、その段階では、負けてしまうことになるとは思っていなかったし、このこ とで彼の勝利の価値が減るわけじゃない。彼は、すごくいいプレーをしたと思う」 ●フェデラーのショットは美しかった。その弾道も、精密機械のような無駄のな い動きも、ただ美しかった。ショットが強烈というだけではない。フェデラーは、 ボールゲームの楽しさを見せてくれた。柔らかいタッチのドロップショットでヒ ューイットを前におびき出したフェデラーは、一転、フラットの強烈なパスを見 舞った。フェデラーは、ボールを操り、相手を操った。 ●「ビッグリベンジができたよ。僕にとって、僕のテニス人生において、この勝 利は大きい」と、フェデラーは不敵な笑みを見せた。試合時間2時間18分。 濃密な時間だった。雷鳴は、いつの間にか、遠くに去っていた。 |
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目次 | ●<何をすればいいか解かっていたのに出来なかった>鈴木貴男選手 ●<何をすればいいか解かっていて出来た>杉山愛選手 04全豪 ●<試合ではいろいろな流れ有るんです>小畑沙織選手 04全豪 |